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高気密住宅・C値・気密測定とは?一級建築士が分かりやすく解説!

11住宅の性能を解説 2026/08/30

家づくりを調べていると、

「高気密住宅」
「C値」
「気密測定」

という言葉を目にすることがあります。

「C値が小さい家ほど良い家なの?」
「気密測定は必ずした方がいいの?」
「長期優良住宅なら高気密なの?」

と疑問に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、気密性は、快適な住まいを考えるうえで大切な要素の一つです。

ただし、現在の国の住宅性能基準や長期優良住宅の認定基準では、

「C値を○以下にしなければならない」

という必須の基準値はありません。

また、長期優良住宅の認定を受けるために、完成した住宅で気密測定を行うことも必須にはなっていません。

羽田建設では、気密性を大切ではないと考えているわけではありません。

そのうえで、住宅の安心をC値という一つの数字だけで判断するのではなく、国の基準をもとに、耐震・断熱・省エネルギー・耐久性・保証や点検まで含めて確認する家づくりを大切にしています。

今回は、気密性能とC値について、できるだけ専門用語は使わずにご説明します。

そもそも住宅の「気密」とは?

住宅の気密とは、簡単に言えば、

「家にどのくらいのすき間があるか」

ということです。

家のすき間が少ないと、外から冷たい空気や暑い空気が入りにくくなり、室内の空気も外へ逃げにくくなります。

気密性を考える主な理由には、

・すき間から逃げる熱を少なくする
・計画したとおりに換気しやすくする
・壁の中へ湿気が入りにくくする

といったものがあります。

そのため、断熱だけを考えるのではなく、気密についても一緒に考えることが大切です。

C値とは何ですか?

C値とは、住宅の気密性能を表す一つの数字です。

正式には「相当隙間面積」といい、

「床面積1㎡あたり、どのくらいのすき間があるのか」

を表します。

C値は、数字が小さいほどすき間が少なく、気密性が高いことを表します。

例えば、同じ大きさの家を比較する場合、

C値が小さい家
=すき間が少ない

C値が大きい家
=すき間が多い

という見方ができます。

ただし、C値は住宅性能を確認する一つの指標であり、C値だけで家全体の良し悪しが決まるものではありません。

C値には国の基準があるのでしょうか?

ここは、家づくりを考える方に知っていただきたいポイントです。

現在の国の省エネルギー基準では、

「住宅のC値は○以下でなければならない」

という基準値は定められていません。

そのため、

「高気密住宅」

という言葉についても、国が一律に、

「C値が○以下なら高気密住宅」

と定めているわけではありません。

住宅会社によって、高気密住宅という言葉の考え方や目標とするC値が違う場合があります。

住宅会社を比較するときには、

「高気密住宅です」

という言葉だけではなく、

「何を基準に高気密と説明しているのか」

まで確認しておくと安心です。

気密測定には決まりがないのでしょうか?

ここは少し分けて考える必要があります。

C値について、住宅が必ず満たさなければならない国の基準値はありません。

一方で、

「どのように気密性能を測るのか」

という測定方法については、JIS A 2201という試験方法が定められています。

つまり、

「測定方法には決まりがある」

一方、

「住宅が必ず満たさなければならないC値の基準はない」

ということです。

気密測定では何を確認するのでしょうか?

気密測定では、専用の機械を使って家の中と外に圧力の差をつくり、その時にどれだけ空気が出入りするかを測定します。

その結果から、住宅全体にどの程度のすき間があるのかをC値として確認します。

気密性能は、図面だけで計算して確認するものではなく、実際の建物で測定することで分かる性能です。

C値だけで住宅会社を比べてもよいのでしょうか?

C値は、住宅会社を比較する際の一つの参考になります。

ただし、

「C値が一番小さい会社が、一番安心できる住宅会社」

と単純に判断することはおすすめしていません。

C値を比較する場合には、数字だけではなく、

・いつ測定した数値なのか
・どのような状態で測定したのか
・すべての住宅で測定しているのか
・目標値なのか、実際に測定した値なのか
・そのC値を会社として保証しているのか

なども確認すると分かりやすくなります。

住宅性能は、気密だけで決まるものではありません。

耐震性、断熱性、省エネルギー性、耐久性、建てた後の保証や点検なども含めて考えることが大切です。

長期優良住宅にはC値の基準がありますか?

現在の長期優良住宅の認定基準では、C値についての必須基準は設けられていません。

一方、省エネルギー性については、

・断熱等性能等級
・一次エネルギー消費量等級

など、国の基準をもとに確認します。

新築の長期優良住宅では、省エネルギー性について、

断熱等性能等級5以上

かつ

一次エネルギー消費量等級6以上

などの基準を満たす必要があります。

このように、長期優良住宅はC値だけを見る制度ではなく、耐震性や省エネルギー性、劣化対策、維持管理など、長く安心して住むための複数の項目を国の基準で確認する制度です。

羽田建設では気密測定をしていますか?

羽田建設では、現在、気密測定を標準では行っていません。

また、実際に測定していない以上、

「C値○以下です」

「高気密住宅です」

というC値を性能保証として宣伝することもしていません。

これは、気密性が大切ではないと考えているからではありません。

羽田建設では、住宅性能について会社独自の言葉や数字だけで安心を伝えるのではなく、

「国の基準をもとに確認できること」

を大切にしているためです。

羽田建設が住宅性能で大切にしていること

羽田建設では、認定長期優良住宅を基本として、住宅の安心を一つの数字だけではなく、家全体で考えています。

例えば、

・地震に対する安心
・断熱性能
・省エネルギー性能
・家を長く使うための耐久性
・建てた後の保証
・定期点検
・もしもの時への備え

などです。

家は、完成した時だけ快適であればよいものではありません。

住宅ローンを払いながら、長く安心して暮らしていけることまで考える必要があります。

そのため羽田建設では、

「高性能です」

という言葉だけではなく、

「何を根拠に安心できるのか」

をできるだけ分かりやすくお伝えすることを大切にしています。

C値や気密測定を一番重視したい方へ

住宅会社を選ぶ基準は、ご家族によって違います。

もし、

「C値を住宅会社選びの一番大切な基準にしたい」

「全棟で気密測定をしてほしい」

「一定以下のC値を保証してほしい」

というご希望がある場合は、全棟で気密測定を実施し、C値について明確な基準や保証を設けている住宅会社と比較されることをおすすめします。

羽田建設では、

できること

標準で行っていること

標準では行っていないこと

を、できるだけ契約前に分かりやすくお伝えします。

分からないまま家づくりを進めるのではなく、考え方の違いまで理解して住宅会社を選んでいただくことが、後悔を減らすことにつながると考えているからです。

よくある質問

Q.高気密住宅とはC値がいくつ以下の住宅ですか?

現在、国が「C値○以下を高気密住宅とする」という一律の基準を定めているわけではありません。

住宅会社によって高気密住宅という言葉の使い方や目標値が異なるため、数値だけではなく、その会社がどのような基準で説明しているかも確認すると安心です。

Q.気密性は大切ではないのでしょうか?

気密性も大切です。

すき間からの熱の出入りを少なくしたり、計画的な換気を行ったりするうえで気密性は関係します。

羽田建設でも、気密性が必要ないと考えているわけではありません。

Q.気密測定は法律で義務付けられていますか?

現在、一般的な新築住宅や長期優良住宅について、完成時の気密測定を一律に義務付ける制度にはなっていません。

ただし、気密性能の測定方法そのものについては、JISで試験方法が定められています。

Q.長期優良住宅なら高気密住宅ですか?

長期優良住宅には省エネルギー性などについて国の認定基準がありますが、C値についての必須基準値はありません。

そのため、

「長期優良住宅だからC値が○以下」

と判断することはできません。

Q.羽田建設のC値はいくつですか?

羽田建設では気密測定を標準で行っていないため、C値について数値でお約束していません。

測定していない数値を推測して性能としてお伝えすることもしません。

その代わり、認定長期優良住宅を基本として、国の基準で確認できる住宅性能を大切にしています。

まとめ|大切なのは「何を根拠に安心できるか」

気密性やC値は、家づくりを考えるうえで知っておきたい住宅性能の一つです。

ただし、住宅はC値だけで選ぶものではありません。

耐震性
断熱性
省エネルギー性
耐久性
保証
点検
住宅ローンを含めた毎月の負担

まで含めて考えることで、長く安心して暮らせるかが見えてきます。

住宅会社によって、性能についての考え方は違います。

だからこそ、

「高性能だから安心」

ではなく、

「何を基準に、どのように安心を確認しているのか」

を確かめてから住宅会社を選ぶことをおすすめします。

羽田建設では、国の基準をもとに安心を一つずつ確認し、難しい住宅性能についてもできるだけ分かりやすくご説明しています。

家を選ぶ前に、まず安心の根拠を確認する。

それが羽田建設の家づくりです。

この記事の説明・監修

羽田建設株式会社 代表取締役 羽田 博人
一級建築士・宅地建物取引士

羽田建設は、設計事務所、工務店、不動産会社として、土地探し、設計、施工、住宅ローン、建築後の相談まで一つの窓口で対応しています。

家の性能や見た目だけでなく、土地と建物の総額、月々の負担、将来の修繕まで含めて、分かりやすく説明することを大切にしています。

建設業許可 第8396号
宅地建物取引業者免許 岐阜県知事(7)第3732号
一級建築士事務所登録 第10338号

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羽田建設株式会社|一級建築士事務所・不動産
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営業時間 9:00~17:00 / 休業日 火・水・祝日
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