結婚を期に家づくりを始めました。
一緒に住む母の足が悪いため、母のことを第一に考えた家をつくりたいと思っていました。
ハウスメーカーもまわったのですが、金額が高いし、プランも気にったものがなく、自由のきく工務店で建てようと思いました。
実は、当初なにも考えてなかったのですが、建築予定地が実は法律上、手続きを踏まないと(しかも、かなり複雑で面倒な手続きを!)
簡単には住宅を建てることが出来ない土地だということが羽田建設さんに調べていただいて、判明したのです。
周りに住宅も建っている地域なのに、えっ、そんなことってあるのって感じで、ほんとビックリしました。
でも、羽田建設さんが、適切にアドバイスしてくださり、羽田建設さんに紹介してもらった司法書士さんにお願いをして、
なんとか許可が下りたのです。家が建てられることがはっきりした時は、「これでようやく家が建てられる!」と家族みんなが安心しました。
そこから家づくりが進んでいき、バリアフリーで母の事を考えて提案していただいた間取りに満足しています。
1階の母の部屋からトイレとLDKが近いので、動線も短いですし、LDKと母の部屋はドアで繋がっているので、とても使いやすいです!
また、羽田建設の標準の中でも床やドアのデザインを色々な種類の中から選ぶことが出来るのが嬉しかったです。
玄関ドアのデザインは特に気にいっています。
自分たちにあわせた間取り、デザインを選ぶことが出来たので、やっぱり注文住宅にして良かったと思います。
それに、土地の一件で、設計や施工だけでなく、お金や法律の面でも、「頼れるプロ」が家づくりには必要不可欠だと思い知らされました。
知識に乏しい、他社の営業マンだったら、土地の手続きで家づくりが頓挫していたかもしれないと思うと、
羽田建設さんは、本当に「頼れるプロ」として、私たちの夢をかなえていただけたと、感謝しています。
初めに羽田建設にご相談いただいて、土地のことを調べさせていただくと、I様の建築予定地は、原則、住宅を新たに建てる事が出来ない地域(市街化調整区域)
ということが分かりました。(「都市計画法」という法律で定められています)
ただ、申請すれば住宅を建築できる制度があり、そこからI様のお家づくりの可能性を探っていくことになりました。
ところが、この許可申請は一般の方が自力で行うには、かなりハードルが高く、許可になる要件も細かな規定があるため、専門知識が必要です。
また、実際には市町村役場の都市計画課に何度も足を運びながら、必要書類をそろえ、許可申請書を作成していくことになります。
ですので、現実には多くの場合、地元の信頼できて経験もある司法書士さんなどに、申請書の作成と申請をお願いすることになります。
このようなケースは、羽田建設でも決して珍しくはないのですが、I様の場合、一筋縄ではいかないところもあり、どのようにすれば建築許可が下りるのか
慎重に検討を重ね、I様ともご相談しながら、約4ヶ月かけて建築許可にようやくこぎつけることができました。
正直今回ばかりは、時間が掛かったものの最終的には建築許可が出してもらえて、私たちもほっとしました。
住宅に関してのI様の主要なご要望は、
・足の悪いお母様と一緒に暮らすために配慮したお家がいい
・ご主人様のお仕事柄、夜遅く帰ることもあるので、明かりなどを配慮したい
この2点があげられます。
I様は当初、お家が建ってからのイメージがあまり出来なかったようでしたので、
担当者として、I様に家づくりのイメージが沸きやすいようにお話しをさせていただきました。
・お母様と一緒に暮らすための配慮
こちらは、まずは、1階にお母様のお部屋をもってまいりました。
また、奥様のご要望として、外から直接入れるようにしたいとのことでしたので、部屋に取り付ける窓は掃き出し窓にしました。
そして玄関前から1階のお母様の部屋の掃き出し窓までスロープをつくって、段差なく部屋に直接入れるようになりました。
また、水廻りをお母様の部屋の近くに持っていきました。
そうすることで、お母様の動線が短くなるようにしました。
水廻りと言えば、トイレを工夫する事が大事になってきます。
通常1帖の大きさのトイレを作ることが多いのですが、もし、誰かの介助が必要になった時、1帖の大きさのトイレだと介助するのが大変です。
ですので、今回は、1.5帖の大きさのトイレにして、広々と使えるようにしました。
また、トイレ内での手洗をトイレ本体に取り付けるのではなく、別に手洗器として用意する事で手洗いがしやすいようにしました。
その他にもLDKから直接お母様のお部屋に行けるようにしたので、またお母様の動線を短くすることが出来ました。
・ご主人様のお仕事への配慮
こちらは、まずは、最初のご提案としては、玄関からLDKとお母様の部屋の両方に直接行けるような間取りは避けるようにしました。
もし、一緒にしてしまうと、玄関の明かりがお母様のお部屋にも届いてしまいますし、音も気になってしまうと考えたからです。
ですので、玄関からお母様へのお部屋へは直接繋がないように設計しました。
ご主人様がお帰りになった時、お母様へのお部屋へ影響がないようにご主人様の動線を考えて、今回の間取りを設計しました。
最終プランは、全体のバランスを見ながら、お母様の動線をより考えて細部を調整いたしました。
「バリアフリー」という言葉が聞かれるようになって久しいですが、ただ単に、段差をなくすだけが「バリアフリー住宅」ではありません。
間取り、動線、自室への出入り、生活パターンや他の家族との関係性、それに外構まで含めて、考慮すべき点は本当に多岐にわたります。
新しいお家で、お母様が少しでも快適に毎日を過ごしてほしい、と願うI様の気持ちが、このお家づくりの原点!
そのI様の思いをいつも頭に置いて、検討と設計にあたらせていただきました。
是非、I様のお家を参考にしていただけたらと思います。
設計担当 坂井(福祉住環境コーディネーター)
※「市街化調整区域」には、厳しい建築条件があり、このケースのように法律上、必ずしも住宅が建てられるわけではありません。
また「市街化調整区域」という不利な条件を隠すようにして売りに出されている土地もありますので、土地購入の契約には十分にご注意ください。
リビング・ダイニング
キッチン
1階洋室
階段・ホール
2階 洋室
2階 北東側 寝室
2階 ウォーク・イン・クローゼット
バルコニー
洗面・風呂・トイレ
玄関・廊下
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