S様の奥様が「家」を考えるきっかけになったのはお子様が独立されて、ご夫婦お二人になったことでした。子育ても終わって、これからの第二の人生をもっと楽しみたい。そんなお気持ちだったことと思います。
S様と初めてお会いしたとき、「こんな土地でも、建てられますか?」というご質問でした。間口4.85m 面積35.8坪のいわゆる狭小地(きょうしょうち)です。
「狭小地住宅」の設計のポイントは、
●極力「ムダ」を排して、実用的な間取りにする
ある程度の間口と広さが確保できる住宅と違って「遊び」の空間はかえって使い勝手が悪くなってしまいます。
●採光を確保する
ただ建築基準法をクリアするだけでなく実際の「採光」を十分に確保すること。狭小地のに建設する住宅の場合、図面上はもちろんのこと、隣地の状況などをよく把握して、それも計算に入れて設計しないとただ単に窓を設置しても暗いお部屋になってしまいかねません。
実は狭い空間ほど、設計のハードルが高くなります。
S様の主なご要望は、
「最低限のプライバシーが確保でき、お客様がこられた時にも気兼ねなく普段の生活ができる。」
「個性的な住宅にしたい。」
というものでした。
家全体としては、各部屋の採光にはかなり知恵をしぼりました。その甲斐あって家全体も明るくなりました。各お部屋の写真はフラッシュなしで撮影したものです。
玄関ホールは「吹き抜け」にすることで入ったときに目線が上にいき、圧迫感がなく上下で広く見せる工夫をご提案しました。
また下駄箱も壁に必要最小限の約30cm埋め込みでっぱりがなくスッキリしています。
玄関のひさし(雨よけ)も柱が必要ないようにしたり、玄関ドアのひらきも90度以上開けるように、「左開き」としました。
毎日の家事を預かる奥様のご要望で台所や洗濯、浴室などのユーティリティーは動線が短くなるよう、近くに配置。
こういったちょっとした工夫やアイディアが暮らしやすさや快適につながり、毎日の生活の中で余計なストレスが発生しないようにしてくれます。
建物面積表 | |
1階 | 54.65m2 (16.53坪) |
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2階 | 36.85m2 (11.14坪) |
延床面積 | 91.50m2 (27.67坪) |
岐阜県:
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笠松町、各務原市、関市、
瑞穂市、北方町、大垣市、
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本巣市(一部除く)、可児市
愛知県:
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