建築実例
岐阜市 K様邸暗いのが悩みの前の家。建て替えて、明るく開放的に! 間取りの工夫で動線を短くし、“家事ラク”も同時に実現!
お隣との距離が近い密集した住宅地でも、間取りと開口の工夫で、光があふれる快適な住まいにつくり変えた事例です。
間取りの工夫は、”ラクに片づく”収納や家事動線を短くするところにも。
忙しい奥様は、快適なだけでなく家事が、片づけが、”ラク”な住まいもいっしょに手に入れてください!
リビング・ダイニング
16帖のLDK。お部屋が明るく見えるように、木目調のホワイトの床で。窓枠やドアはセピアブラウンに。
明るい中にも落ち着いた雰囲気に仕上げました。
南側には、横幅約2m50cmの大きな窓(写真正面)をつけました。
キッチン前の腰壁にはカウンターをつけました。お料理の配膳にも便利です。
南側だけでなく、思い切って北側にも大型窓を付けたおかげで、LDKはとても明るいです。
たたみコーナー
キッチン
階段・ホール・廊下
2階 寝室
2階 子供室
南側の子供室
洗面・風呂・トイレ
玄関
お客様からのひとこと
子供のころから住んでいた築30年の家を、親から譲り受けて住んでいましが、 だんだん使い勝手が悪いところが目につくようになってきました。 それだけでなく、隣家の生活音やエアコンの音が聞こえたり、暗いし、冬は寒いし・・・。 これでは仕事から帰ってきてもくつろぐことができず、気がめいってしまいます。 それでも我慢して住んでいましたが、友人たちが家を建てると聞いたり、この先もここで長く暮らしていくことを考えて、 私たちも建て替えをしようと決意しました。
いくつか住宅会社を訪ねて話を聞きましたが、どこの会社に行っても耐震や断熱のよさを盛んにアピールしてきます。 でも、素人の私たちにはなにを基準に選べばよいか迷うばかりでした。 また、会社によっては営業攻勢が激しく、忙しい時に限って電話で営業してきたりして、うんざりさせられることもありました。
そんな時、子どもと近所を散歩中にたまたま工事現場を見つけたことがきっかけで、羽田建設さんのことを知りました。 羽田建設さんでは、耐震や断熱の性能を長期優良住宅といっしょに説明してもらえたので、住宅会社を選ぶ基準がはっきりして納得できました。 前に住んでいた家の不満な点も親身になって聞いていただけ、売り込みもありませんでした。 「この会社なら、安心してまかせられる」そう思い、羽田建設さんにお願いすることにしたのです。
一番の心配は、「暗い家」を解消できるのかという点でした。というのは、前の家は昼間でも暗く、気分まで沈んでしまいました。 北側の道路以外は隣の家に至近距離でぐるりと囲まれ、日当たりもあまりよくありません。 それに対して提案されたのが北側にも大きな窓をつける案でした。これは本当に大正解でした! LDKには北側と南側、それに東側にも横長の窓をつけたので、前の家からは考えられないくらい明るい部屋になりました。
対面式キッチンにしたので、子供の様子を見ながら家事ができるようになり、キッチンのすぐ横が洗面室なので、 移動距離が短く、家事がラクにこなせるようもなりました。
屋根裏収納は、普段使わないものなど、今は納戸として使っています。玄関の土間収納はすごく便利です。リビングの収納など各所に 収納があるので、サッと片づけができて、部屋がゴチャゴチャせずに綺麗な状態を保てます。
それと、洗面・脱衣室を2.5帖と少し広めにしたのはよかったです。子供とお風呂に入るときもこれくらいの広さがあると使いやすいです。
ゴロンとなれるリビングのたたみコーナーは、今ではホッとひと息つきたいときや、くつろいだりするのにいい場所になっています。 子供の世話にも活用できます。
長期優良住宅なので、断熱性能、防音にも優れていて、隣家の生活音も気にならなくなりました。 おかげさまで、前の家で感じていた不満や悩みはほぼなくなり、とても快適に生活しています。 思い出のある家でしたが、思い切って建て替えてよかったです。
担当者からのひとこと
K様は建て替えということでしたので、現状の不満な点やお悩みをおうかがいするところから始まりました。
一番のお悩みは、光が入らず暗い、寒い。という点でした。しかもお隣のエアコンの音や生活音も気になるとのこと。
K様宅は、住宅地にあり、東・西・南の三方を隣家に囲まれ北側に道路が面しています。 隣家も敷地ギリギリのところに建っているので、確かにあまり日当たりがいいとは言えない状況です。
そこで、まずご提案したのが、南側だけでなく道路に面していて、お隣の建物から離れている「北側」に 大きな窓を設置する案です。特に東側の隣家とは至近距離でくっついて建っているので、採光や通風といった点では東側に大きな窓を設置しても あまり期待できません。お隣の音の点も考え、東側の開口はあきらめ、横長のデザイン窓以外は、すべて壁にしました。 その代わりに、思い切って北側に大型窓を設置したのです。
採光は南や東側に窓をというのが定石ですが、北側の窓は、直射日光がほとんど入らないため、むしろ優しい間接光を取り入れるのに適しています。
キッチン横(北側)や階段(南側)にも縦長の窓を設置したので、LDKはどこも光であふれています。
お隣との距離が近い住宅地でも、間取りと開口の工夫で、明るく快適な住まいにすることは可能です。(ここは設計士の腕の見せどころですね)
K様邸では、和室はつくりませんでしたが、その代わりにリビングの南側の一角に畳を敷いて「たたみコーナー」を作りました。 ゴロンとしたい時にくつろげると好評です。やっぱり畳は日本人の生活感覚には合っていますね。
子育て世代ではモノが多くなりがちなので、収納にも工夫をこらしました。約6.6帖もあるワイドな屋根裏収納をはじめ、 3帖のウォーク・イン・クローゼットやリビング収納、玄関横の土間収納があります。その場ですぐに片づけられるようにすれば、忙しい奥様でもお部屋をいつもスッキリと保つことができます。
屋根裏収納は、はしごではなく、上り下りしやすい階段にしました。ストック品などの収納にも日常的に使えて便利です。
また、働く奥様のために、家事を少しでもラクにこなしていただける点にも配慮しています。キッチンのすぐ横に洗面・脱衣室と階段を 配置して「家事動線」が短くなるようにしています。洗面・脱衣室は2.5帖と少し広めにとりました。お子様とお風呂に入るときも 広くて使いやすいと好評です。
K様邸は、建て替え前の不満やお悩みを出発点に設計していきました。いつも思うのですが、現状の不満や悩みは、よりよい暮らしの ための大きなヒントが、そこには隠されています。だから、建築士、設計士にはどうぞ遠慮なくぶつけてください。 その先にはK様のように、きっと素敵な暮らしが待っていますよ。