岐阜市 S様邸無垢の床のリビングやオーダーメイドの家具と 玄関のたたみも。希望も想いも形になりました！
LDKは無垢の『カバザクラ』をオイル塗装。やさしい上品な風合いの床は見物です。
食器棚、リビングのデスクやランドリーの棚、下駄箱はオーダーメイドの造作家具。
玄関には遊び心で琉球調のたたみ敷きにして、世界で一つだけのS様らいいお家に仕上がりました。
このような形の外観は単調になりがちですが、茶色の格子がとてもよいアクセントになっています。
リビング・ダイニング
LDKは約18.4帖。奥様のご希望で無垢の床材（カバザクラ）を使っています。
合板のフローリングとは違った木のぬくもりがあり、不思議と素足で歩いても暖かさを感じます。
無垢材のなかでも「カバザクラ」は淡い色彩の美しい木目を持っています。
S様邸では、木目の美しさと自然な風合いを生かせる【オイル塗装】をご提案しました。
お部屋の雰囲気も、ライト系のナチュラルにまとまっています。
LDKはすべてダウンライトなので、凸凹がなく部屋がスッキリ見えます。
幅 約2500ミリ、高さ 約2200ミリの大型の窓を設置しているので、昼間はとても明るいリビングです。
ペアガラスのサッシなので、断熱性もバッチリ。開け閉めしやすいように「取っ手」も付けています。
TV台の設置予定の両端にデザインタイル”エコカラット”を意匠的に貼ってお洒落に♪
タイルを横何枚貼るのがよいのか、なども細かく検討しました。
２階のトイレの配水管を通すパイプスペースには、造作家具でPCカウンターをつけました。
オーダーメイドなので、お部屋の雰囲気ともマッチしています。
位置的にキッチンにも近いので、家事の合間に趣味や作業で使うことが出来ます。
キッチンの横にはダイニングテーブルを置く予定です。
プランを検討する中で、「あったほうがいい！」ということになり、床コンセントをキッチンの脇に設置しました。
キッチンからはリビングがこんな風に見えます。
お料理しながら、リビングにいる家族を見守ることが出来ます。
キッチン
クリナップのスタイリッシュなステンレスのフラット対面キッチンです。（アイランド型に設置）
こんな風にステンレスのキッチンも、ナチュラル調のお部屋とも意外とマッチするんですよ。
アイランド型キッチンは、回遊性もよく、仲の良いご家族にはお勧めなのですが、
後から動かせないため綿密な位置計画が必要です。
失敗がないように、実際の前後の通路の幅やダイニングテーブルとの位置関係も何度も確認しながら、
慎重に位置を決めていただきました。
オーダーメイドの食器棚。天井までピッタリ！
食器棚に何を入れたいか、冷蔵庫の大きさなど詳細を検討して、この食器棚が決まりました。
食器棚とキッチンの間隔は、約70センチ取ってあります。
階段・廊下
ライト系でまとまっています。
右の折り戸は、階段下の収納です。（左写真）
このドアのデザインが、この空間全体の印象を引き立ててくれていますね。
窓があるので、廊下も意外と明るいです。
2階トイレ
2階 寝室
10.5帖の寝室。南向きの窓の外にはバルコニーがあるので、布団干しにも便利な設計です。
2階はライト系のフローリングで統一されてます。
天井から下がっている、棒に丸い輪が付いたものは、室内干し用の「ホスクリーン」。
バルコニー
ウォーク・イン・クローゼット
寝室横の3帖のウォーク・イン・クローゼット
2階 子供部屋
子供部屋① 内装もライト系でまとめた明るいお部屋です。
2つの子供室の境を戸にすることで、お子様が小さい時は、１つの部屋として広々と使えます。
子供室にもバルコニーがついているので、ふとんが干しやすいです。
子供部屋②
クローゼットもあるので、中学生、高校生になっても大丈夫です。
バルコニー
バルコニーには掃除などで水が使えるように、水道を引きました。
防水、排水も完璧です。
収納
2階廊下に設けた、収納。（左写真）
こういうところに収納があると、扇風機やストーブなども入れられて便利です。
1階廊下に設けた、収納。（右写真）
掃除機のホースも入れられるように棚の奥行きを短く調整しました。
階段下収納で、スペースの有効活用。
機能的に使える、ランドリーの収納。台があるので、ここでアイロンもかけられます。
オーダーメイドの収納棚です。
収納力もたっぷり！オーダーで作った、玄関の収納棚
ゴルフバッグ、ベビーカー、スノーボードなども入ります！
洗面・風呂・トイレ
洗面台は、家族みんなが使いやすい1階廊下に。
このスタイリッシュな洗面台もオーダーメイドで造作したものです。
お風呂（左写真）
脱衣・ランドリー（右写真）
トイレの床はタイル貼りにしました。
ショールームで実際に見本を見てこのタイルに決められ、S様のこだわりのポイントです。
玄関
玄関ホールは畳敷きです。
畳が気持ちよくって、お子さんがよく寝ころがっているとか。
奥様のご提案で琉球調のタタミをちょっと遊び心で入れてみました。
壁一面を珪藻土で塗り壁にしました。
模様をつけてアクセントにしています。
他にはちょっとない、でもシンプルで使い勝手のいい、S様らしい玄関になりました。
玄関を開けても、お客様から直接目に触れる位置にない下駄箱なので、家族の靴が見える収納も取り出しやすくていいです。
窓が天井付きになっているので、外からの視線も気にならず、光がよく入ります。
玄関外は、このように吹き抜けにしました。
玄関吹き抜けを上から見下ろす
キッチンへ直行できる、勝手口
このあたりに自転車が置けるように、設計しました。
お客様からのひとこと
やってみたいことは、とりあえず伝える！ということで、できるできないは初めから決めてしまわずに、希望や思いついたアイディアを担当者の方にとにかく全てぶつけていきました。
外観は「こんなのがいいな」って思う他の方の家の写真を撮って、羽田建設さんに見てもらうことから話が始まりました。 ただ私たちの要望をそのまま受け入れてくれるだけでなくって、「プロ目線」でのアドバイスや「それならこうされたらどうですか」 といった提案をその都度していただけたのはありがたかったです。 でも決して「家はこうあるべきだ」といったような、おしつけがましいところは一つもなかったです。
例えば外観。初めは屋根の平らな家がいいなって思ってたんですが、平らな屋根だと水たまりができやすく、雨漏りの原因にもなるので傾斜をつけてはどうかと提案していただき、このような家の形になりました。 東側の勝手口のところの格子も、提案していただいておしゃれにつけられて満足しています。
ＬＤＫの無垢床は、最初からの希望でした。 実際に使ってみて、他の部屋で使っているフローリング材より温かみを感じる事が出来て、とても気に入っています。 ここでも『ウレタン塗装』よりも、木の風合いが生かせる『オイル塗装』がいいですよ、と言っていただき、ホントそうしてよかったです。
玄関の畳では、家に和室がないことから何処かには欲しいと思って、玄関はどうかなと・・・。あまりにも個性的で「そんなのやめた方がいいですよ」と否定されることもなく、坂井さんが親身になって私のアイデアを元に設計してくださいました。
他の家とは違った玄関になり、初めて来た人は驚かれますが、何より子供が畳を気に入っていて、たまに畳の上で寝転がっています。
壁も珪藻土を塗って、模様をつけて、味のある玄関にすることが出来て、とても気に入っています。
羽田建設さんの住宅は完全オーダーメイドの「自由設計」なので、遠慮をせずに何でも言わせていただきました。 でもそれを元に坂井さんをはじめスタッフの方々が一緒になって考えてくださり、世界で一つだけの私たちらしい家をつくることができました。
担当者からのひとこと
S様との設計のための打合せは約１年に渡って行いました。
「こうしたい」というご要望が、具体的ではっきりされておられたので、お陰様で、担当者としても「じゃあ、このようにしてはいかがですか」とご提案もスムーズでした。 でも、私たちに思いやご要望を伝えていただくまでに、相当いろいろリサーチされておられたようです。
S様が家づくりで成功された勝因の一つは、ショールームなどいろいろ見て回られたり、時間を惜しまず楽しみながら、一つ一つを検討された結果だと思います。
2014年は消費税の増税があり、増税する前にとあまり検討に時間をかけずに家を建てた結果、「ああすればよかった、こうすればよかった」と後からいろいろ不満がでてきてしまっているご家族が結構おられると聞きます。 もちろん羽田建設ではそのようなことはないですが、S様は増税に惑わされることもなく、決して急ぐようなことはされなかったので、とても賢明だったと思います。
●自分たちの思いやアイディアは、遠慮せず、恥ずかしがらずに設計者に伝える。
●一つ一つ楽しみながら、時間をかけて「何が自分たちにはベストなのか」じっくり検討する。
このような家づくり成功のポイントを、私たちもS様から学ばせていただきました。
少し遠くから打合せに来られていましたので、打合せに来るだけでも大変だったと思いますが、
羽田建設では、お施主様のペースに合わせて打合せが出来るように、最大限配慮させていただいています。
ＬＤＫの床は無垢材とはっきりと希望されておられたので、「それならば！」と私もS様によい選択をしていただけるよう自分なりにあらためて研究しました。 一口に「無垢材」と言ってもいろいろです。無垢ならではの風合いを楽しめることには変わらないのですが、木目や色合い、節の有無や香り、それに固さなど木の種類によってそれぞれ違いがあります。 また表面の塗装によっても表情が変わってきます。 そんな数十種類の無垢材から実際に実物を見ながら選んで頂き、床表面の塗装もいくつかある中から選んで頂きました。
お家が建った後にイメージと違う！といったことには絶対にならないようにしています。
S様の選択された『カバザクラ』とオイル塗装は、節もヘンなテカりもなく、やさしい上品な風合いで、個人的にはおすすめです。
また、「和室が無いので、何処かに畳を入れたい！」と言われ、奥様より玄関に畳を入れられるか質問がございました。 居室以外に畳を入れるのは羽田建設でも初めてで、私も正直とても驚きました。
事例のないことを頭から否定する建築の設計者も多いのですが、住む人がどうしたいのかが一番大事。常識の中だけに正解があるわけではないです。 奥様のちょっとした遊び心が、私にはよく理解できましたので、ご相談しながら形にすることができました。
なかなか「玄関に畳」は見る事がない光景なので、とても面白いですね。
やってみたいことは、とりあえず伝えてみる！というスタンスでお話して頂けたので、私たちもそれにお応え出来るように頑張りました。 最後にはＳ様にご希望のお家をお渡しすることが出来て、私たちも嬉しく思います。 Ｓ様は、多くのメーカーの浴室や洗面化粧台などを見て、一つ一つを吟味して決められましたし、オーダーメイドの家具も時間をかけて家具屋さんと打ち合わせされていたので、 本当に満足していただける、S様らしいお家が出来上がったと思います。
