建築実例
岐阜市 H様邸”終の住み処”だからこそこだわりたい!純和風の和室や 廊下の幅も。老後も安心のバリアフリー設計。
やっぱり和室は、柱が見えている真壁の、純和風の和室がいい。廊下やトイレの幅も、標準より広くしてゆとりが欲しい。とH様。 「標準」というのは、あくまで標準です。H様邸のように、あなたのご希望の部屋であったり、構造的に問題さえなければ、寸法までもすべてオーダーメイドで建てることが出来ます。 さらに、老後のことを見越して、バリアフリー設計で安心です。
リビング・ダイニング
天井近くまである、高さおよそ2200ミリある大型の窓をつけ、気持ちのいい光が降りそそぎます。
雨の日など窓をあけなくても換気出来るように、換気扇も設置。
18帖のLDKです。床の色は”エクセレント・バーチ”。お部屋はナチュラルな雰囲気。
対面キッチンだと料理をしながらでもリビング・ダイニングの様子が分かります。
写真正面の上げ下げ窓は、キッチンとおそろいに。
LDKから和室・1F廊下へつながります。
LDKと和室のつながりは、老後のことも考えて、段差のないバリアフリーにしています。
キッチンからリビングダイニングがよく見えます。
ご入居後のリビングの様子
キッチン
キッチンと食器棚の色の違いを出して、お部屋のアクセントにしました。
キッチンには、奥様お気に入りの上げ下げ窓を設置しました。
そなえつけの食器棚は、キッチンと同じメーカーにすれば統一感が出ます。
最新式のキッチンは、収納力もたっぷりあります。
1階 和室
ご主人様のこだわりの柱が見える真壁和室は、ゆったりくつろげる8帖の広さに。
押入・仏間・床の間はサイズを1つ1つ確認して決めました。
和室でくつろぎながら、お庭の畑も見ることが出来ます。
戸をはずせば、LDKともつながり、広々と使えます。
内障子からやさしい光が入ってきます。
柱は通常よりも太い、ヒノキの四寸角(約12センチ)を使っています。
1階 寝室
寝室は家の北側へ。北側の方がやさしい光で朝、目覚めることが出来ます。
クローゼットもこれだけあれば、かなり収納できます。
寝室の近くに洗面、トイレを配置した間取り。お手洗いの動線が短いのは、多くの方に好評です。
階段・ホール
通常より一段多く勾配を緩くした階段。上りやすさを重視しました。
2階トイレ、洗面
2階に洗面があると、忙しい朝も洗面前で混みあいません。
2階 ウォーク・イン・クローゼット
3帖のウォーク・イン・クローゼット。何を収納するか検討を重ねて、棚の種類や奥行を決めました。
2階 西側 洋室
6帖の洋室 奥様の趣味のパッチワーク専用のお部屋。壁に額縁のフックが掛けられるよう、壁下地を入れてあります。
2階 東側 洋室
お子様のお部屋は広々と使える14帖にしました。
将来、部屋を分けることが出来るようにドアを2つつけました。
バルコニー
インナーバルコニーがあれば、急な雨でも洗濯物が安心です。
洗面・風呂・トイレ
洗面と脱衣室を分けました。来客時でも洗面と脱衣室で、はち合わせすることがなく安心です。
トイレは、ご要望で幅108センチに。
圧迫感もなく広々した快適なトイレになりました。
収納
1Fのあいたスペースにも収納をつくり、スペースの有効活用しました。
玄関・廊下
廊下の幅は通常よりも広く、クローゼットの前で約100センチ取りました。
幅広の廊下は、見た目にも、実際歩いた感じもゆったり!
お家全体にもゆったり感があらわれます。
玄関横に屋根があるスペースがあると自転車などが置けて便利です。
お客様からのひとこと
ずっと希望していた地域で家を建てようと思っていて、希望していた土地が見つかったので家づくりを始めました。 もともと同郷であり、温厚な人柄である会長が好きで家を建てるときは羽田建設でお願いしようと思っていました。
実際にお家づくりが始まっていくときに私が大きくこだわった点は2点です。
1つ目は、真壁の和室 です。
最近では、大壁和室をつくる方が多いですが、私はやっぱり落ち着く真壁和室をつくりたいと思いました。 和室の位置や仏間・押入の幅、柱の太さなどひとつひとつ打合せで確認 をして、出来上がりを見て大変すばらしい出来栄えとなっていたので満足しています。
2つ目は、廊下の幅です。
標準の廊下の幅では狭いと感じており、また幅広ですと見栄えも良いですので、廊下の幅を確認して、打合せをしていきました。 実際の出来上がりを見て、建築中もとても良い!と感じる事が出来て満足していました。
大手ハウスメーカーでは、決まった仕様・間取りでしか出来ないと思いますが、私たちは1つ1つ決めていきたいと思っていたので、注文住宅にして良かったです。
担当者からのひとこと
今では、和室も柱の見えない「大壁(おおかべ)」にすることが多いのですが、H様は柱が見える「真壁(しんかべ)」の純粋な和室をご希望でした。 歴史的に見れば、大壁の和室が登場したのは、つい最近のこと。良い悪いはもちろんありませんが、同じ和室でも、何か洋風の感じがする「大壁」の和室よりも、 やっぱり純和風の真壁和室をご希望される方もおられます。
実は、大壁と真壁では柱が見えるだけでなく、建具や窓まわりも違ってきます。 さらに、今回のH様邸は「準防火地域」にあたり、国が認定した準防火地域用サッシの使用が法律上義務づけられています。 ところが、現在出回っている準防火地域用サッシは、基本的には大壁和室用で、真壁には使えないのです。 こういうケースでは、「真壁はムリです」と、あきらめてしまう工務店もあるかもしれませんが、私たちは、せっかくのお客さんのご希望です。 何とか出来ないかと、情報を集めたり、施工の経験が豊富な社内の者と何度も打ち合わせたりして、なんとか打開策を見つけ出しました。 正直、H様には最悪の場合、あきらめていただこうかとも考えていたのですが、窓も障子も見栄え良く納まり、H様にも喜んでいただくことができました。
2階の西側の洋室は奥様の趣味のお部屋。パッチワークなどで使うお部屋にしたいとのことでした。そしてそのお部屋や玄関、LDK、トイレなどにもパッチワークの作品や絵、写真を壁に飾りたいとご希望がございました。 ご経験ある方も多いと思うのですが、現在の住宅の壁は石膏ボードを使ってあり、フックやビスを打っても石膏が砕けてビスが効いてくれません。でも、あらかじめ絵や写真を飾りたい壁面を計画していれば大丈夫です。 ベニアの下地を入れておくことで、位置も高さも自由に絵も写真も額に入れた作品も自由に飾ることができます。
他にも廊下の幅については、 実際にH様に廊下の幅を確認させて頂いて、決定していきました。
出来上がりにご満足いただけて、とても嬉しいと思っておりますが、実は、他にも標準の幅と違う寸法で作った箇所もございます。
例えば、トイレですが、H様は趣味でログハウスを作ったことがあるそうです。
(打合せの際に、そのお話しをお聞きしてビックリしましたが、とても楽しく、勉強になりました。H様ありがとうございます)
その際に作ったログハウスのトイレの幅を気にいってみえるとのことでしたので、こちらも幅を確認し、同じ幅で作成をさせていただきました。
他にも和室の押し入れの幅、 仏間の幅、 収納の奥行など、一つ一つ確認をさせていただきました。
こういったところも注文住宅ならではではないかと思います。
H様は「終の住み処」として考えておられましたので、老後も安心して暮らせるように床の段差をなくし、バリアフリーとしています。寝室とトイレが近い間取りも安心材料になりますね。